【初心者向け】速く弾けない?疲れる?手が小さい?根本原因はこれ

こんにちは!

僕のベース講師人生をふと振り返ったときに、

chaga

生徒のいろんな悩みの根本原因は大体”これ”にあったなぁ。

っていう共通点をシェアしたいと思います。

その悩みっていうのが、

  • 速く弾けない
  • 音が途切れる
  • 弾いていて疲れる

というもの。

じゃあ、どうしてそういう悩みが生まれてしまうのかキチンと考えたときに

共通してある一つの根本原因があります。

ってことは、

この根本原因1つ解決出来れば、

全部の悩みが解決するっていうことですね!

すごいや!

その根本原因っていうのが、

2種類のフレーズを理解して、

それにあった親指の形が作れているか

ということ。

メルマガやレッスンでよくお話しているのですが、

ちゃんと頭で理解して、それを音にしていきましょ!

上達のスピード、練習の効率、様々な場面での応用、

どれをとっても10倍変わります。

ほんまに。

それでは、具体的な話にはいります。

ベースのフレーズは2種類しかない

そうなんです。

ベースのフレーズって2種類しかないんです。

手を横(左右)に広げる形か

縦(上下)に広げる形

の2種類。

具体的にみていきましょ!

実際にベースもって押さえてもらうと分かりやすんですが、

①は、

人差し指が2フレットを押さえるので左に伸びて、

小指は5フレットを押さえるので右に広がる形になります。

横(左右)に広げる必要があるフレーズですね。

②は、
中指も人差し指も3フレットにくるフレーズです。
縦(上下)に指が並びます。

まずこの2つのパターンを知っておいてください。

【補足】縦のフレーズについて

先ほどの楽譜のように、異なる弦で同じフレットを押さえる場合に縦のフレーズになることが多いです。

というかほぼ100%です。

この、異なる弦で同じフレットを押さえるフレーズのことを

異弦同フレットといいます。

この異弦同フレットの時によく聞かれるのが

①1本の指で弾いたらあかんの?

②中指と人差し指が逆になったらあかんの?

ということ。

聞かれたらちょっとシブい顔するかもですが、どちらもOKです!

ただ、僕は先ほどの楽譜の指を全力でオススメします。

っていうのも、

  • 1本で押さえると力を入れたり抜いたりがしづらい

→力が入りっぱなしだと、2つの音が重なって音がにごる。

不協和音の原因になる。

  • 1本で押さえると指を寝かせることになる

→指を寝かせると移動するのに時間がかかる。

指の構造上指を動かすには、一度指を立てる(曲げる)必要があるから。

  • 指が逆になると、フレットの近くが押さえられないから

→フレットから指が離れると音がビビって綺麗な音が出ない。

という理由からです。

現場からは以上です!

横(に指を広げる)のフレーズ

先ほどの横フレーズをもっかい見てましょか。

メルマガやスクール生の方にはお馴染みの、

数字が増えたら指も増える

パターンのフレーズですね。

最初に人差し指で2フレットを押さえて、

4フレット押さえる時は人指し指と中指と3本で押さえて、

5フレットを押さえる時は4本全ての指で押さえます。

はい、ここで質問!!

Q.なぜ薬指1本や小指1本だと良くないのでしょう?

・・・

・・・

・・・

答え、いっぱいあります。

●音が途切れてしまうから

→1本で押さえるということは、他の指が浮いているということで。

他の指が浮いてから押さえるってことは、音が一度途切れてしまう。

●他の弦が鳴ってしまうから

→複数の指で押さえておくと、指の腹が弾いていない弦に当たりやすい。

指が弦に当たっていると弦が揺れないので、余計な音が出ない。

●力が入れやすい

→弦を押さえるってことは、

ネック裏にある親指と指板側の指とで楽器を挟むということ。

小指と親指だけで挟むのは筋力的に難しい。日常的な動作じゃないし。

力が入らないと綺麗な音がでない(ビビる)。

などなど。

ちょっと余談ですが、

こういう事を理解して、理由が分かると上達早いです!

自分で考えるっていうことをしているので、

記憶しやすいし意識し続けられます。

逆に言うと、

「なんかよく分からんけどネットに書いてたから」

「先輩にそう教えてもらったから」

っていうように、理由を理解していない人は

なかなか上達しなかったりします。

必ずどんな事にも”する理由“ってありますからね。

話もどしますw

こういう横のフレーズは上記の事をするために、

こんな親指のカタチにしてみてください。

横のフレーズのフォーム

スケルトン仕様の指板ですw

親指の注意点をまとめました。

とにかく指を左右に広げたいので、そのための親指の向きや位置です。

実際にベース持って試してみてくださいな。

次に縦のフレーズです。

縦(に指を並べる)のフレーズのフォーム

先ほどお話した、

異弦同フレットのフレーズですね!

この時の親指のカタチはこんな感じ。

横のフレーズに比べると、

全然ちゃいますよね!

指が全体的に右を向く。

自分の顔の方に向いていると思ってください。

腕の向きも影響してくるので確認してみてくださいな。

ためしに・・・

ちょっと試しに、縦のフォームでこれ弾いてみてください。

弾けないでしょ?w

というか、指が広がらないんですよね

弾けた!って言う人は音が途切れてたり、

スライド入れてたり、綺麗な音がなってないはず。

もっかい、”理由”を確認して弾いてみましょ!

この逆もしかりで。

横のフォームで異弦同フレットを弾こうとすると、

フレットから指がはみ出やすくなったり、

フレットから指が離れて綺麗な音が出ません。

ある程度はパターンに当てはめる

この2つの形(フォーム)が使いこなせると、

最初にあげた問題は解決します。

  • 速く弾けない
  • 音が途切れる
  • 弾いていて疲れる

これはどれも、

  • 指が広がらない
  • 届かない
  • 力が入っている

っていうのが理由になります。

↓ なぜそうなってしまうのか

それが今日の話、

その時々に適した
親指のフォームになっていないから

ですね!

ってことは、まずは楽譜を見たときに

「あー、これは横に広がるパターンやな」って認識しないといけません。

「あ!これ進研ゼミでやったやつだ!」状態ですね。

数百人みてきた僕の経験上、上達が早い人の特徴ですが、

まずちゃんと考えます。

楽譜を見て、

押さえるフレットや弦を確認して、

指を考えて、

次にどこを押さえるかを確認して、

リズムを考えて、

・・・。

というように。

これが上達していく、数をやっていくと

瞬時にできるようになっていきます。

逆に、楽譜を見てすぐ弾いちゃうひとは、

指や形を考えずに弾くので音が切れたり、

リズムがなんとなくになったり、

行き当たりばったりになっちゃう。

その場その曲はしのげても、

頭で理解していないので

自分の力として蓄積していかないんですよね。

そうなるとまた別の曲をやるときに、

全く1からスタートになっっちゃう。

そんなん、もったいない!

もったいない!

もったいなさすぎて2回言うておりますがw

笑い事じゃないです。

曲が弾けるのがゴールじゃなくて、

そんなんスタートラインで。

曲が弾けたことでの楽しさ達成感や、

自分の成長を感じること、

バンドをしたり誰かと音楽をして得られるもの。

そこがある意味目的であり、ゴールの一つですね!

このゴールって無数にあるし、

いろんな発見や経験できるってめちゃめちゃ楽しいです。

それぞれのオモロいをしていきたいですね!

今日のまとめ

  • ベースのフレーズは2種類しかない
  • そのフレーズに適したフォームにする
  • 親指の位置、向きがなにより大事
  • まずは認識する(楽譜から読み解く)

それでは!