迷ったらコレ!動画で解説、日々の練習法とその目的。

 

はいどーも!

ベーシスト、ベース講師のchagaです。

 

  • 「曲を弾く以外にどんなトレーニングをしたらいいの?」
  • 「どうしたら指が速く動くようになりますか?」
  • 「めっちゃ指がバタバタしてしまってカッコ悪いんですけど・・・」
  • 「地味なトレーニングが楽しくなくて続きません・・・。」

 

という質問をちょいちょいいただくので、

いくつかオススメのトレーニング法を紹介していきます!

 

 

 

世間ではいわゆる「基礎練」って呼ばれてるやつですね。

 

 

野球でいうところの、素振りやシャドウピッチング(鏡に向かってタオルとか振るやつ)。

勉強でいうところの、計算ドリルや英単語の暗記。

ボーカリストでいうところの、発声練習やストレッチ。

 

 

こういう練習というかトレーニングって、

好きな人と嫌いな人って分かれると思います。

 

 

そりゃあ曲を弾いてる方が圧倒的に楽しいし、

なんだか面白くなさそうだし、めんどくさそうだし。

 

 

だけど、基礎練習が必要な理由ももちろんあるんです。

 

ベーシストが基礎練をする理由

 

①フォームの確認、矯正

 

どうしても曲ばっかりやっていると、

『その曲を弾く為の手』になってしまいます。

 

 

曲を弾く時って

  • 間違えないように・・・!
  • 遅れないように(モタる)・・・!
  • 早くならないように(ハシる)・・・!

 

だったりで、

弾く事(音出す事)だけに夢中になるじゃないですか。

 

 

そうなると、

押さえやすい指でしか弾かない
(小指使わないetc…)

次のフレットまで指が届かない

遠いから指を離して飛んじゃう

【その結果】

  • 音が途切れてスカスカの演奏になっちゃう
  • 動きがバタバタと大きくなるから、弾いていて疲れる
  • 使える指が少なくなるから速く弾けない

 

 

 

特にみんな小指を使わなくなりますね。

気持ちはわかる。しんどいですもん小指。

 

 

ただ、これを繰り返していくと、

もっともっと使いやすい指しか使わなくなるので、

どんどん小指を使わなくなります。

 

こりゃよくない。

 

 

②速く弾く(速く指を動かす)為

 

いろいろ曲をやっていると、

「いやいや、こんなん速すぎやん・・・誰が弾けんねん笑」

みたいな場面に遭遇します。

 

 

もう、気合とか根性とかの話ではなく

物理的に指が速く動くか動かないか

の世界です。

 

 

そうなった時にも指を鍛えることは必要ですね。

いわば指の筋トレです。

 

そもそも指を動かすには

  1. 多少の筋肉
  2. 神経の伝達

が必要です。

 

 

筋肉

 

指を動かす為の筋肉は19個〜27個もあると言われていて、

前腕など腕の筋肉も使って指を動かしているんです。

(指自体には筋肉は無い説も)

 

ベース弾こうが、お箸持とうが、ダンベル持とうが、

人間は筋肉が身体を動かしているんで。

 

 

ただ、ベースを弾くにおいての筋肉は、あくまで”多少”必要であって、

ゴリッゴリに筋トレする必要はないっす笑

 

 

神経

 

さっき筋肉の話をしましたが、

筋肉は神経の伝達によって動くもので。

小学校か中学校かでやりましたよね笑

 

神経に関しては「慣れ」って言葉が近いと思うんですけど、

もうちょい具体的にお話すると、

指を動かすために必要な神経細胞が減る

ってことになります。

 

 

ベースを弾く上で大事なのは、

指が独立して動くこと。

 

要するに、他の指につられない。ってことで。

 

人差し指や中指は日常生活でも比較的動かす機会が多いと思うんですけど、

薬指や小指は単体で動かすことは少ないじゃないですか。

 

だからこそ、こいうった基礎練で動かしていこうや!

 

ほんなら、

筋肉も神経も鍛えられてスムーズに指が動くようになっていくで!

 

ってことですね!

 

 

 

③無駄な動きを無くす為

 

YouTubeやライブを見ていて、

『あ、この人上手だな』

『めっちゃ難しそうな事を余裕で軽々弾いてるな』

っていう人いませんか?

 

そういう人って、動きにムダがないんですね。

必要最低限しか指に力を入れないし、

必要最低限しか動かさない。

 

 

特に、弦と指をなるべく離さないっていうのがポイントになります。

これ、テストに出るよ!ってくらい大事な事です。

一歩進んだベーシストを目指すなら意識しておきたいところ。

 

演奏中に弦から指を離すと、

  • 次の音を押さえるのに時間がかかる
  • 音が途切れ易い
  • 弦が共振して余計な音がなる
  • 「ジーー」っとしたノイズ音が乗りやすい(アースの問題)

っていうデメリットだらけ。

 

他にも、めっちゃバタバタ指が浮いてると見た目的にも綺麗じゃありませんよね。

 

 

絶妙な力加減。

些細なオンオフのコントロールです。

 

その為には先ほどお話した

  • きちんとしたフォーム
  • 多少の筋肉
  • スムーズな神経の伝達

が必要不可欠なんです。

 

 

 

番外編

 

あとちょっと番外編です。

めっちゃ大きなテーマなんですけどね。

 

教則本や音楽のサイトでよく『力抜かなアカン!!!

って言われてるんですが、

 

ただ、

頭で分かっていても思うようにいかない。

 

めっちゃわかる。

 

 

もちろん脱力は大事です。

 

ドラゴンボールの

“セル戦での大人トランクス”を思い出してください。

めっちゃパワー重視に偏った結果、スピードや柔軟性を欠いてしまいセルにボコボコにされます。

出典:DRAGON BALLより

 

分かる人には分かると思うんですが、

力が入った状態ってまさにこれで。

 

 

ただ頭で分かっていても中々難しいのが現実で。

 

 

 

ある程度の筋肉が身につくまで、

脳からのスムーズな信号の伝達が出来るまでは

余計な力が入るのは仕方が無い事です。

 

 

ABCという3つの筋肉があるとして、

Bだけを動かしたくてもB筋が十分になかったら、ACの筋肉を借りるしか無いですよね。

 

これが余分な力が入っている状態です。

 

なので、しょうがない。

いいんです、焦らず鍛えていきましょ!

 

 

 

さらに、

脱力って筋肉だけの問題ではなく、

脳や精神状態と深く関わっています。

 

 

緊張する場面に立たされると、身体や表情って強張りますよね。

もうそれは無意識に、脳や身体が異変を知らせてる訳です。

 

緊急!緊急!我が主がかつて経験した事のないステージに立っています!

何が起こるか予想出来ません!身構えよ!』

 

ってな感じで。

 

これは脳の”脳幹”という部分の働きで、生き物がもつ防衛本能の一部です。

 

 

いいんです。

ちょっとずつメンタル鍛えたり、慣れていきましょ。

 

 

力が入っている時に、

こういった筋肉の仕組みや脳の仕組みを知っていたら

「あー、いま自分はこういう理由で力が入ってんのかー。」

って自分を俯瞰できるし、

落ち着かせる事が出来ますよね。

 

 

 

というわけで、なぜ基礎練が必要なのかの話でした!

 

 

初心者から出来る基礎練3選

 

 

それでは、上記の点を踏まえて

僕自身の経験や、

これまで指導させてもらった数百人の方に効果が大きくあった

初心者さんから出来るトレーニングを3つ

ご紹介していきます!

 

 

1、浮かせちゃダメよトレーニング

 

2、今度は浮かせてトレーニング

 

 

3、もはや脳トレ!右手使わぬパタパタゲーム

 

 

 

 

いかがでしたか?

出来た!って方も、無理!wって方も、

是非曲の練習前などにやってみてください。

 

これ以外にも基礎練は星の数ほどあるので、

メルマガ内などでもご紹介していきますね。

 

 

それではまた!

 

PS.

くれぐれもご無理なく。

弾くのと同じくらい休ませるのも大事です!

良いフォームとスムーズな指で、

ベースを楽しめますように!

 

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