今回は
半音下げチューニング
のお話でございます。
これはめっちゃ単純に『知っているか知らないか』という知識の部分なので、
一度知ってしまえば一生役に立つし、
自信にもつながりますよね。
その前に、チューニングをきちんと理解しておきたいという方はコチラからご覧ください。
それではいきましょー!
♯(シャープ)と♭(フラット)
ちょっとその前に予備知識として大事なことを。
♯シャープとか♭フラットとか耳にされたことあるかと思います。
♯は音を半音高くする(上げる)
♭は音を半音低くする(下げる)
これを覚えておきましょか!
それでは今度こそ具体的なチューニングの種類のお話へいきましょ!
半音下げチューニング
特殊チューニングの中でも一番出現頻度が高いコヤツ。
バンドスコアなどの楽譜には
- 半音下げチューニング
- Tuning Half Step Down
- Half down Tuning
みたいな表記がされています。
書き方が違うだけで、どれも意味は同じですねー。
普通のチューニングと同じようにチューナーを使うのですが、
チューナーの機能として半音下げに対応しているものもあります。
どんなチューナーでも大丈夫なのでご安心を!
方法①♭モードを使う
先述のようにチューナーによっては、半音下げ機能があるものもあります。
シールドを刺すタイプだとあるものが多いです。
クリップ式はあんまり無いですね。
このチューナー画面だったら、ピンクの♭マークにご注目くださいませ。
普通のチューニング(レギュラーチューニング)だったら、
この♭マークは付けない(点灯させない)で各弦をあわせますよね。
1弦 G
2弦 D
3弦 A
4弦 E
といった具合に。
半音下げのときはこの♭マークを付けて(どっかにボタンあるかと思います)、
普通にチューニングします。
1弦 G
2弦 D
3弦 A
4弦 E
繰り返しますが、
♭ボタンだけ押して(点灯させて)レギュラーチューニングと同じように、です。
どういうことかといいますと、この♭モードにすると
チューナー氏が

と、男気溢れる気遣いをしてくれるわけです。
惚れてまうわ。
方法②クロマチックモードでやる
チューナーって、ギターやベースだけが使うように思われがちですが
吹奏楽などの楽器(サックスとか)でも使われます。
そういった楽器にも対応しているチューナーや、
最近流行りのクリップ式チューナーだと
♭モードが無いものがほとんど。
そういった時はクロマチックモード(モード切り替えがないタイプのチューナーは気にせずそのままで大丈夫!)で合わせます。
正直、コッチで出来たほうが一石七鳥くらいの効率のよさで、音に関する知識が身につきます。
オススメやで!
以前のチューナー記事で、説明しましたが復習。
音ってこんな風になっています。
1弦 G=ソ
2弦 D=レ
3弦 A=ラ
4弦 E=ミ
その上で今回は半音下げにしたい。
図にすると
こうなります。
『なるほど!』って方もいれば、『うん?』って方もいるかと思いますので、説明しますね。
半音って、C(ド)とかD(レ)とかの、間の音になります。
その間の音を文字上で表記すると、♯や♭が付くわけです。
他のGとかEとかも同じですね。
この時に注意が必要なのですが、
どっちから見るかによって♯か♭かの表記が変わります。
例えば、CとDの間の音なら
- Cから見たら半音上がってるから、C♯
- Dから見たら半音下がってるから、D♭
ん?
判決出ました!
C♯とD♭は一緒!!同じ!!同じ音です!
はい、なんかテンション上がりましたがw
同じ音なんですよ。
名前(表示の仕方)は違うけど、音は同じっていうことですな。
ちなみにこれを異名同音といいます。
ってことはまとめると
1弦 G♭ F♯
2弦 D♭ C♯
3弦 A♭ G♯
4弦 E♭ D♯
になります。
♯と♭どっちで表示されるかは、
チューナーのメーカーやモデルによって異なります。
③気合の1フレットずらし
これはチューニングに頼らず、
己の力のみで半音下げてしまうという方法です。
半音下げチューニングの時ってどうなっているかというと、
3弦の3フレットを弾いても、
実際には3弦の2フレットの音が出ていることになります。
ってことはその仕組みを活用して、
TAB譜が(全部3弦だとして)
4444 3321
だったとしたら
3333 2210
にしたらいいってことですね!
※0(開放弦)がある場合は一本太い弦の4フレットにずらしてください。
半音下げにする理由
いろいろありますが、大きな理由としては
- ギターやベースが弾きやすいポジションにするため
- ヘビィなサウンドを出すため
が考えられます。
1.の理由が一番多くて、めっちゃシンプルに言うと
開放弦が多く使えるようにとか、
指の移動が少なくなるようにとか、
僕らにとっての嬉しい理由でです!
2.の理由は、普通の4弦ベースだと一番低い音はE(ミ)、すなわち4弦の開放弦の音になります。
どうしてもE♭の音を出したい時に、チューニングがそのままだと
4弦開放弦より低い音は出せないので、代わりに1オクターブ上のE♭を弾くことになります。
そうすると音に厚みや迫力が無くなってしまうので、
半音下げチューニングにして普通にE(4弦開放弦)を弾く(そしたら実際には半音低いE♭がなっている)
という仕組みですね。
BassConnectの『かんたんアレンジ楽譜』でも、半音下げチューニングの楽譜がいくつかあります。
半音下げチューニングにすることで弾きやすさと、バンドや音源に合わせた時にカッコよくなるようにアレンジしているってわけですね。
楽譜の一番最初に書いているので、弾く前にチェックしてみてください!
他にも、実際のバンドをする時にあるのが
『っごめーん、ちょっとこの曲高くて歌えないから、半音下げてもいいかなぁー☆てへぺろ☆』
みたいなボーカルさんがいたら、
逆に半音上げてやりたくなる気持ちをグッと押さえて
バンドスコアに書いて無くても、
半音下げチューニングにすることはあります。
カラオケのリモコンでも♭とか♯のボタンありますよね。あれと同じ感覚。
というわけで、今日のまとめです。
でした!
最初にもお話しましたが、
こういったことは知っているか知らないかっていう知識なので、
1回覚えたらずっと自分に蓄積されていきます。
この知識を持って、テクニックで音を出して、ぶれないメンタルで自信を持って音楽楽しんでくださいませ!
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それでは今日もありがとうございました!
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それではまた!