【TAB譜を疑え!】+5と−5で弾きやすいポジションに

どうもchagaです!

 

イキナリですけど、

バンドスコアのTAB譜を見て

みたいな経験ありません?

ゴリゴリの関西弁なのは気にせずw

 

 

バンドスコアを見て練習していく中で、

TAB譜の数字がめっちゃ変わったりする楽譜に遭遇したこともあるはず。

 

1フレット出てきたと思ったら、

次9フレット出てきて、

ほんでまた次1フレットに戻るみたいな。

 

どんだけウチのこと振り回す気!??

って、激おこプンな女子も多いはず。

 

 

僕自身も

ベース17年弾いて、

レッスン10年やって、

年に500曲くらい弾いてたら、

色んな楽譜に遭遇します。

 

レッスンをする中で、

chaga
初心者にやさしくないTAB譜やなぁ〜

って思うことが多々あるので、

 

今日は初心者の方に向けて

TABは絶対じゃないんやで!
【演奏しやすいフレットを選ぶ方法】

というテーマでお話ししていきたいと思います。

 

 

それではいきましょうー!

 

まずは『ー5フレット理論』で近くにまとめよう

まず大前提として、

『初心者の方にとってどんな楽譜が演奏しやすいか』

っていうのを確認しようと思います。

弾きやすい楽譜(曲)

なるべく低いフレット
→1〜5フレット付近だとパッと見つけやすいっすね!

あっち行ったりこっち行ったりしない
→移動が少ないと左手も楽!

弦の移動が少ない
→コロコロ変わると右手も大変!

ですよね。

 

なので、こんなん出てきたら、

「えぇ・・・」ってなるわけです。

おいおいおいおい、

8ってなんやねん、ハチって。

 

と、

8フレットが邪魔ですよね。

 

その他は1フレットと0フレット(開放弦)なので、

ラクショーな訳ですよ。

 

 

だからこそ、余計に8フレットが厄介。

 

これがテンポの速い曲なら、

速さに指がついていかないってことになっちゃうし、

速くなくても8フレットまで飛ぶと、

音が途切れてしまう。

(スライドするっていう方法もあるけど)

 

 

こういう時に、

厄介なフレットの場所を変えちゃおう

っていうのが今日の本題です。

 

 

その具体的な方法を教えます。

 

言いますよ、

よーし言うよ、

言うで、

言うで!

はい!

 

−5』もしくは『+5』して、
となりの弦で弾く!

です!

 

もうちょい深掘りして解説しますね!

 

 

−5』は細い弦へ

今回の場合、

8フレットが厄介なので、

こいつを移動します。

 

 

8フレットから、5を引きます。

フツーに引き算してください。

 

8ー5=3

ですね。

 

 

ってことは、

3フレットに置き換えられるってことです。

 

これで『−5』ができました。

あとはこれを、となりの弦に移動させます。

 

 

今回は

4弦の8フレットだったので、

3弦の3フレットに置き換えます。

 

するとこうなります。

あら不思議、めっちゃ弾きやすそうになりました。

 

 

「お、なんか弾けんじゃね?」

ってなりますよね。

 

フレット、弦が違っても音は同じなんです。

BEFORE


8フレットがデカすぎる(飛びすぎる)数字だから、

『−5』して、となりの弦(細い弦)に移動すると・・・

AFTER


となります。

もう1パターン紹介します。

 

+5』フレットは太い弦へ

今度はこちらの楽譜。

先ほどの逆転の発想でやってみましょ!

  

最初の2フレットと、

最後の1フレットを移動させてみたいと思います。

 

要するに、

6、7フレットを基準にして、

その付近にまとめてみる

ってことをしてみます。

 

 

6、7を基準とすると、

1、2フレットは数字が小さすぎる(遠い)と考えられますよね。

 

なので、

『+5』します。

2+5=7

ですね。

 

 

ってことは、

2フレットは7フレットに置き換えられるということです。

 

 

次に弦の移動をします。

 

これも『−5』の時と同様に、

となりの弦に移動します。

 

が、

『+5』の時は太い弦に移動します。

 

ってことは、元々が

2弦の2フレットだったので、

3弦の7フレットになります。

 

 

こうなります。

6と7フレットしか出てこないので、

移動がラクになりました。

 

 

BEFORE

2フレットと1フレットが小さすぎる(遠い)から、

『+5』してとなりの弦(太い弦)にすると・・・

AFTER

と、なるわけです!

 

 

最後に、

応用編というか

ある意味一番実践的なやつをご紹介!

 

5フレットは開放弦に

はい。そうなんです。

5フレットは開放弦に出来るんです。

 

『−5』のパターンを当てはめると、

5ー5=0

0ってことは開放弦ですね。

 

ほんで、

となりの弦に移動させる。

 

『−5』の時は細い弦でしたね。

こうなります。

 

 

BEFORE

今日の最初にやった、

弾きやすい楽譜の定義に沿うと、


3と1フレット付近にまとめて、

なるべく同じ弦になれば弾きやすい

フレーズと言えます。


ってなると厄介なのは、

5と8フレット。



これをそれぞれ『−5』フレット理論で移動させると・・・

AFTER

全然、印象ちゃいますよね。

 

でも、同じ音なんです。

CD通りの音が出るんです。

ご安心を!

 

TAB譜って絶対じゃない

はい、ここで大事なこと。

本屋や楽器屋に置いてあるバンドスコアって、

どこかの誰かが耳コピで作っているんです。

※耳コピ

CDを聞いて、コードやリズム、音などを楽譜に起こすこと。
バンドスコアの場合、全パートを耳コピするので、
めっちゃ知識と耳の良さが必要。尊敬。

 

バンドや歌手などのアーティスト側が、

「新しいCD出すでー!これ、新曲のバンドスコアやでー!」

って出版社に楽譜資料の提供があるわけではありません。

 

 

しかも、

基本は1人で耳コピして制作するので、

例えばキーボディストがベースのTAB譜を書いたりすることもあります。

 

ってなると、

CDと同じ音は出るけど、

ちょっと不自然(弾きにくい)なポジション(フレットや弦)っていうのも

往々にしてあります。

 

 

なので、言い方を変えると

TAB譜は

「そこ弾いたらCDと同じ音でるでー!」

ってだけで、

必ずしも適切(演奏しやすい)ポジションとは限らない。

ってことなんすね。

なので、TAB譜は絶対じゃないんです。

 

「弾きやすさ」と「音質」を天秤にかける

これは慣れてきてからでOKなのですが、

知識として知っておくと今後役に立つかも。

 

 

今日は『−5』か『+5』することで、

同じ音でも違う弦、フレットに置き換えることが出来まっせ!

って話をしました!

 

そう、音は同じなんです。

 

厳密に言うと音程

ドとかレとかの音の高さのことですね。

 

音程は同じなんですが、

微妙に『音質』は変わります。

 

 

音質の定義って曖昧なんですけど、

  • こもってる
  • 明るい
  • ギラギラ
  • 太い
  • 軽い
  • 重い

とかで表現されます。 

 

 

今日の音も一度自分で弾き比べて、

聴きくらべてみてください。

 

「お、コッチの音の方が好きかも!」

とか

「えー、ウチこの音キラーイ」

とかある出てくると思います。

 

 

そうなった時は、

弾きやすいポジションをとるか、

・好みの音質をとるか

天秤にかけてみてくださいな!

 

 

正解なんてないので。

 

自分が選んで気持ちよく弾ける方が正解!

 

なによりも大事なのは

僕がベースを教える時のモットーとして、

chaga
せっかく始めたベース。

好きな曲を弾いて楽しんでもらいたい。

その方がオモロいやん?

っていうのがあります。

 

特に初心者の方に多いんですけど、

やってみたい曲があるのに、

難しいとこがあって最後まで出来ないとか、

楽譜を見て「難しそう・・」で止まっちゃう。

 

じゃなくて。

まずは曲を通して弾いたり、

バンドで音を出してみたりすることで、

ベースって楽しなっていくと思っています。 

 

 

そうやってベースを楽しめるようになったら、

段違いに人生オモロくなっていきます。

 

だから、

まずは【カンペキ】とか【楽譜通り】にこだわらず、

自分の出来ることで楽しんでいってもらえたらなと思います。

 

 

ちゃんと弾けないと恥ずかしいとか、

YouTubeで弾いてる人はこう弾いてたから、こう弾くのが当たり前なんかなとか

 

そんな感じで周りの目とか気になっちゃう人も多いと思うんですが、

自分の人生を豊かにするために趣味ってあるんだし、

その自分の人生の中にある趣味の一つがベースな訳ですよね。

 

 

だから、

自分で自分が楽しめるように選ぶことってめっちゃ大事やで!

って言う言葉を持って、

今日の話をキレイに締めたいと思いますw

 

 

それでは!

chaga

 

 

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20代の方から、60代の方までワイワイやっておりますw

それでは今日もありがとうございました!

ベースで人生オモロくなりますように!